Bag Wallet & Small Leather Goods
7, Suetsuguhonmachi, Matsue-shi, Shimane Est. 2007

職人の技術が表れる “へり返し” と “菊寄せ

PELTの革小物は基本的にコバ(革の切断面)を磨くのではなく、表側の革の縁を内側に折り返す “へり返し” による仕上げです。また角は90°均一にシワを寄せ、まるで菊花のように美しく始末する “菊寄せ” を施しています。難度が高く、作り手の技量が表れるこれらの仕立ては耐久性と美しさを兼ね備えた出来栄えになるよう特に注意を払っておりますので、ご注目いただければと思います。

革という素材から探求する “心地よい違和感

国内のこだわりあるタンナーが作った希少な革から海外の有名タンナーのものまで、その時々で仕入れた素材を使い、一点一点丁寧に仕上げております。粗野で力強い雰囲気の革と繊細で優美な革を組み合わせて際立つ素材感のコントラスト、あるいは野趣に富んだ革を精緻に製品として仕立てることで見えてくる新たな一面というように、相反する要素を調和させて立ち上ってくる “心地よい違和感” がPELTのコンセプトです。

ただ “” であるということ

PELTとは毛皮或いは生皮、鞣す前の原皮を指す言葉。Pelt(皮)を鞣すことでLeather(革)へと変化します。またロゴマークの文字を囲むフレームは国際的に使用されている、天然皮革製品であることを示す「レザーマーク」をアレンジしたもの。つまりただ “皮・革” であるという意味だけを表した名前です。このロゴは余計なものを廃し、革という素材から純粋にその魅力だけを引き出すということを意図しています。